【前編】からの続きです。
互いにシャワーを浴びます。
ホテルのガウンだけを着たRさんはベッドでうつ伏せになります。
ガウンの上から指圧の様なマッサージをしながら彼女の身体の情報を探ります。
立っているRさんの姿を見ていて既に気づいていたのですが、
「筋肉が弱い・・・筋力が無いね」と彼女に言うと、
「はい。無いんです。運動とかもした事が無いし」とRさん。
彼女は運動してもなかなか筋肉がつかないタイプだと思われます。生まれついて筋力が弱い。
腰痛もありそうだと思っていたら、
「腰痛もあるし」とRさん。
腰痛は子宮後屈からくるものかもしれませんが、Rさんの場合は筋力が無い事が腰痛しやすい状況を作っていそうです。
「もっと鍛えた方が良いですかね?」と彼女言うので「そうだね。・・・これはチョッと無さ過ぎかもね」と私。
筋肉が無い事が彼女のスタイルを作っているのかもしれませんが、
ただ、私は筋力が無い事に「これはイキにくそうだ・・・」とも考えていました。
ポルチオによる膣イキや連続イキで深い絶頂感を得やすくなっている女性の中には、ほとんど身体の筋肉を緊張させなくてもイケるようになっている場合がありますが、
女性がイクということには、基本的に「全身の筋肉の緊張とその緊張からの開放」が必要です。 さらには、筋肉の緊張の中で「快感を追い求める貪欲さと集中力」が求められます。 ですから、全身を緊張させ精神の集中を支える「筋力」が必要になります。特にクリトリスでイクことには筋力が必要な場合が多いでしょう。
女性が、セックスやオナニーでイケないという原因の一つに「筋力の不足」があります。
筋力が無いからイケるくらいに全身を緊張させる事が出来ず、筋力が無いから疲れるので意識の集中を維持できないのです。 指圧のマッサージの後、ホテルに来るまでに買ったベビー・パウダーを使ってRさんの身体をふソフトなタッチで触って行きます。
パウダーを彼女の身体にふりかけ、脚先から触って行くと彼女の身体がパーっと赤く染まっていきます。一気に体温が上がった様子。
触っている分には感度が悪い身体では無さそうですが、いろいろな事が気になって集中が出来ないタイプの彼女。
ワキの下を指先でバイブレーションしながら触ると痙攣の様にビクつきながら感じるRさん。
ベビー・パウダーと一緒に買ったベビー・オイルを使って「ポルチオ性感」をしていきます。
「ポルチオ」とは、膣の中で子宮が突出している部分の事です。
膣に指を挿れるとコリっとする突起物があると思いますが、それがポルチオになります。。
このポルチオやその周辺、子宮、骨盤、腹膜、内蔵への刺激によって快感を起こさせることを『ポルチオ性感』と呼んでいるわけです。
このポルチオ性感によってイクと「セックスでの最高の快感」「深くて大きな幸福感」「相手を離したくなくなる愛情」が得られると俗に言われています。
私のポルチオ性感の場合は、段階的に刺激の与え方を変えていくので、最初は身体の外側から身体の各部を押したり、揺らしりする刺激から始めることがあります。
私の記事にある
『体外式ポルチオ性感』もその方法の一つです。
その記事を読むとどのようなことが行われるかイメージしやすいかもしれません。
ベビーオイルを塗ってRさんの尻に触れていると、Rさんから「あ・・・あ・・・」とアエギ声が漏れます。
私の想定とは違う、チョッと変わった反応だったので「おもしろい」と思っていたら、後で彼女が言うにはポルチオ性感の為に揺らしていた刺激をクリトリスで感じて気持ち良くなっていたのだそうです。
膣内の刺激をクリトリスで受け取って快感を得る女性は良くいます。
ここまでで、まだ彼女の女性器にはまったく触れていないのですが、彼女の膣内の様子や感度が分かり始めます。
ベッドにあお向けになっているRさんのクリトリスを指で触っていきます。
適切な刺激の強さを探します。
イクという感覚を知らないRさんに絶頂感を教える為にクリトリスを触っていきます。
「脚を伸ばして」「脚を突っ張ってみて」「膣を締める」などと身体の使い方の指示を出します。
さらに、意識の集中の仕方も指示し、感覚を誘導します。
やがて、彼女のアゴが上がり、全身の緊張。最初のクリトリスの絶頂です。
しかし、やはり彼女は筋力が無いので絶頂感が弱いです。
それでも彼女にとって初めてのオーガズム経験です。
「今のがクリイキ」と彼女に説明しながらクリトリスへの刺激を続けます。
やがて、2度目のクリイキ。
しかし、やはり絶頂感が弱い様子。
集中力が持たない様子で1度目よりも絶頂感が弱そうに見えます。
まだ、クリトリスへの刺激を続けます。
やがて、今日一番の反応、全身の緊張、アゴが上がり、「うううううう・・・・」と呻き、少しのけ反る彼女。
3度目が1番ハッキリしたクリイキの様です。
ですが、やはり筋力が弱い為に絶頂に必要な程に筋肉をなかなか緊張させられず、集中が続かないので絶頂感が弱いのです。
これ以上はRさんが無理そうなのでクリトリスへ刺激を続けるのを止めました。
ただ、イク感覚に気づかせるためには仕方が無かった事とは言え、ここでRさんの体力と特に集中力を使いすぎたのがこの後に響いていきます。
「(膣に)指を挿れていくよ」とRさんに言うと、人さし指を挿入していきます。
膣内を触られるという状況に、彼女の表情が硬く変わるのが分かります。
指を挿れ始めてすぐに彼女の膣内が狭い事に気づきます。膣内のどの方向も奥行きが無いのです。
一般的な女性の膣内が6畳から8畳の部屋の空間だとすれば、Rさんの膣内は2畳の部屋の空間です。
さらに、膣と膀胱の間にある壁(皮膚)がとても薄いので、狭い空間で挿入した物ははすぐに膣壁のぶち当たり、壁のむこうがすぐに膀胱なので、彼女は尿意と違和感を感じるのです。
空間が狭いので、男性は彼女に男性器を挿入しても「全部入らない」という状態になり、男性器が動けば尿意と違和感ばかりを彼女は感じるのです。
「もう一本挿れるよ」と言って、二本の指で膣内を会話を交えながら、くまなく触っていきます。
やがて彼女は膣内の刺激に「違和感」と「尿意」しか感じないことがわかります。膣内に快感がある個所は無いのです。
談笑の中で試したので、催眠によって、彼女の身体のどこかに起こる快感を膣内に移動させて来るという方法を今回は使えません。
私は彼女の膣内をマッサージしていきます。
彼女の膣内の「壁」を伸ばすのです。伸ばして柔らかくするのです。
快感は無いはずですが、彼女の膣内は触る事によって濡れる事は止まりません。
彼女の普段のセックスではどうなっているかわかりませんが、膣内に指を挿れるまでに充分に身体に触れ、クリトリスに刺激を与えて来たので、彼女の膣内はかなり温かく、「壁」も柔らかくなっています。私の印象では、普段の彼女の膣内の「壁」は今よりも硬いはずです。
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