『たかがセックス、されどセックス』

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『たかがセックス、されどセックス』

 どうやっても理解できない事というのはあるものですよね。
 親兄弟であれ、夫婦恋人であれ、親友であれ、どうしても解かりあえない事というのは存在します。
 
 「性の不一致で離婚」というのは良く聞く話ですが、セックスなんて夫婦生活のほんの一部でしかない(重要視しない)と考える人にとっては、セックスの問題で離婚するなんて理解できないことでしょう。
 「セックスなんて、男が女にしてやっているものだ」という考えを持つ男性では、女性がセックスに不満を感じることさえ理解できないかもしれません。
 
 これは、私が知る2人の女性の話。
 
 その20代後半の女性Cさんが生まれて住んでいたのは、今でも男尊女卑の考えが色濃く残る西日本のある地域。
 妻は旦那と食卓さえ一緒に出来ないのです。
 
 Cさんもそういう家庭で育ち、母親のそういう姿を見て来ましたから、どこか夫婦とはそういうものだと刷り込まれていました。
 
 Cさんは、恋愛結婚をしました。
 旦那は年上です。旦那も、Cさんと同じ地域で生まれ育った男性。
 旦那の両親と同居です。
 それでも結婚前は「結婚しても、お前(Cさん)ばかり家事はさせない。俺も手伝って、良い家庭を築こう」と言ってくれていました(実際は方言、訛りがあると思われます)。
 自分の母親より良いなとCさんは期待をしていました。
 
 ですが、結婚してみると、旦那は家事の手伝いなどしません。
 家のあらゆることはCさんの仕事です。
 その地域のよくある夫婦の姿です。
 結婚前の約束とは違いましたが、そういうものだろうとCさんも思っていましたのであきらめて生活をしていました。
 
 ただ、Cさんが高熱を出し病気で寝込んでいるにもかかわらず、旦那は「なんで寝てんだ、さっさとメシを作れ!」と怒り、どんな理由があろうと彼女に朝から深夜まで家事をさせました。
 友人知人の前ではCさんはただの召使いのような扱いです。結婚前は普通に会話していたことも許しません。
 
 そんな夫婦生活でもCさんはガマンが出来ました。
 母親の姿を見ていて、そういうものだと思っていましたから。
 でも、彼女がガマン出来なくなる出来事が起きます。
 
 結婚後、夫婦のセックスは旦那の気まぐれで行われました。
 Cさんが眠くても病気でも、旦那がしたければ行われ、したくなければずっと無く、Cさんから求めるなんてことは出来ません。
 セックスの内容も、前戯は胸を触るだけですぐに挿入する。しかも旦那は早漏です。
 Cさんは満足したことがありません。
 
 Cさんは満足するセックスがしたかったのです。イッてみたい。
 どんな家事の苦労や召使い、メシ炊き女の扱いもガマンするから、セックスだけでも旦那によって満足させてほしかったのです。
 
 ある日のセックスの最中、Cさんは一言、「アソコを触って」と旦那にお願いしました。
 すると旦那は
「なんで俺が、お前のを触ってやらなきゃいけないんだ」と言ったんだそうです。
そして「ヤッテやってるだけでも、ありがたいと思え」とも。
 
 その瞬間、彼女の中で何かがプツン!と切れたのだそうです。
 旦那を突き放し、旦那から離れ泣き叫ぶCさん。
 
 それ以来、旦那に指一本でも触られるのが嫌で、セックスを求められると吐いてしまったそうです。
 寝込む日々が続き、家事も出来ません。
 旦那の両親からもいろいろ言われますが耳を貸しません。
 そんなCさんに旦那もお手上げ。
 
 離婚を決意したCさんは実家に行き、両親に離婚することを告げました。
 両親は、父親も母親も、この地域で育った人です。
「私は、女として生まれて来たからには、女の幸せを知りたい。セックスの悦びって言うのを知りたい。旦那とじゃそれは無理。だから離婚する」
 と言う内容のことを両親に言ったそうです。
 Cさんの言葉を聞いて、少し反対した母親でしたが、すぐに気持ちを理解してくれ納得してくれたそうです。
 母親もCさんと同じ様な経験をしてきたのかもしれません。
 でも、父親は
「女が旦那のセックスに文句を言うなんておかしい。不満を持つこと自体とんでもないことだ。それが不満で離婚なんてありえない」「たかがセックスだろ」
 と、最後の最後まで理解も納得もしてはもらえず。
 離婚するならCさんは実の親子の縁も切ることになりました。
 
 そして、離婚成立。
 友人を頼って東京に一人引っ越してきたCさん。
「ヤッてヤッて、ヤリまくるぞ~(笑)」と私に話していました。
 
 
 もう一人の女性Aさんの話。
 Aさんも、男尊女卑の考えの残る西日本のある地域出身の男性と結婚しました。
 恋愛結婚です。Aさんは専業主婦になりました。
 結婚前から、ハッキリ言って面白みの無い男性でしたが、そういう男性の方が自分は傷つかなくて良いだろうと彼女は思っていました。
 亭主関白は大歓迎、好きな男性の為につくして生活する、それが彼女の夢でもありました。
   
 結婚後すぐに、旦那は、まるきりAさんに関心を示さなくなりました。
 仕事から帰って来ても大した会話もありません。
 強度のさみしがり屋の彼女にとっては辛い毎日です。
 旦那はAさんが昼間にパートに出たり、遊びに出ることさえ良い顔をせず許可しません。
 昼間、家に一人でいる時間、それはAさんにとって地獄のようでした。
 気が変になりそうにな日々が続きます。
 
 彼女は昼間のさみしさの癒しを夜の生活に求めました。
 でも、もともと淡白な旦那はセックスをしたがりません。Aさんが求めても拒否されます。
 月に1度あるかないかのたまに旦那から求めてくるときにはAさんは生理だったりしたそうです。
 それでもたまにあるセックスの時、旦那は一生懸命にするのですが、いかんせん下手なのだそうです。
 挿入されてからも痛い。
 しかも、ビックリするくらいの早漏。
 早漏な分、旦那は指でなんとかしようとガンバルのですが、指の時間が長いだけイマイチ気持ち良くはありません。
 気持ち良く無い時間が長く続くのは辛いものです。
 旦那が何をしようが、彼女はイクなんて経験もしたことがありません。
 そんな旦那が指を膣に入れた時に、旦那の爪が伸びていたせいか、中が切れたことがあったそうで、それ以来、旦那に指を入れられるのが怖くなってしまったそうです。
 
 そんな恐怖心がついても、
 内容にガッカリをするけれども、
 それでもAさんは心のつながりと癒しを求めて旦那に抱いてほしかったのでセックスに誘います。
 そうしていたら、
 ある日、旦那はセックスに狂った女を見るような目で彼女を見て
「なんでそんなにヤリたがるんだ? 夫婦はセックスだけじゃないだろう」
と言ったのだそうです。
 
 彼女は、それ以来、もう旦那に求めるのをやめました。
 旦那とセックスしたいとさえ思わなくなったそうです。
 すれば、内容にガッカリするし、指は怖いし・・・。
 セックスして得られるものより、空しさの方が大きいのです。
 そして、セックスだけではなく、何かを旦那に期待することも無くなりました。 
 
 でも、やはりAさんのさみしい地獄の日々は続きました。
 今度は昼も夜もさみしいのです。夜に旦那がいたってさみしいのです。
 そしてすぐに彼女は偶然の出会いから不倫することになり、やがて彼女たち夫婦は離婚へと向かって行きます。
 そして、Aさんの離婚したいという理由も彼女の両親からは理解されなかったのです。
 
 
 二人の女性の話を読んで、「旦那のセックスがダメな事なんて、結婚する前からわかっていただろうに」と思われる方もいらっしゃるでしょうね。
 もっともです。しっかり判断して結婚するべきですね。
 
 でも、結婚する前は「なんとかなる」と思うのだそうです。
 まさか、結婚後の自分の辛いことの癒しをセックスに求めることになるなんて思わないのでしょう。
 自分にとってセックスが、そんなにも重要な事だったなんて気がつかなかったのです。
 
 セックスさえ満足させてくれていれば、どんな事も我慢できるという女性は意外と多いものです。
 男に殴られ蹴られて身体中アザだらけでも、男のセックスが良いから別れられない女性というのもいます。
 「なんでこんなダメ男が良いんだ?」と訊くと、「セックスが良いから」というのは良くある話です。
 男尊女卑でも良いし、いくらでも男性につくしてもいられるけど、その為には、それでいられる理由がほしい、「男が上」という理由がほしい、好きだからだけじゃない理由。
 その理由をセックスの満足に求める女性もいるのです。
 「たかがセックス」という人には、絶対に理解できないことでしょうが、そこさえシッカリしてくれている男となら、どんなに辛い日々も平気という女性はいるのです。
 
 念のために私は男尊女卑が良いとか悪いとか書いているのではありません。
   
 宗教や民族間も含め、決して理解しあえないことは存在します。
 価値観が違えば家族だろうと「セックス」が原因で離散します。
 それが男と女なら、簡単に別れるものでしょう。
 でも、「セックス」があるだけで強い繋がりを感じる人もいるのです。
 
 「たかがセックス」、「されどセックス」のようです。
 
 (終)
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